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2017/01/10ハリウッド対トランプ

アカデミー賞と並ぶ映画界の栄誉であるゴールデン・グローブ賞の授賞式が8日夜、ロサンゼルス・ビバリーヒルズで開かれました。最も注目されたドラマ映画部門の最優秀作品賞には、フロリダの貧しいアフリカ系少年の成長を描いた「ムーンライト」が選ばれました。また、ミュージカル・コメディ映画部門では、ロサンゼルスを舞台に女優の卵とジャズピアニストの恋愛を描いた「ラ・ラ・ランド」が最優秀作品賞を受賞しました。「ラ・ラ・ランド」は7冠を達成しました。

妻と一緒にテレビ観戦しました。誰かきっと言うだろうと思っていましたが、やはり出ました。大御所から。

授賞式では、生涯を通じて映画界に顕著な貢献をした人を対象にした「セシル・B・デミル賞」が女優メリル・ストリープさんに贈られました。受賞演説でストリープさんは「ハリウッド関係者、外国人、報道機関の皆さん。会場にいる全員がいま、アメリカ社会で最も中傷されている人たちだ」と涙声で述べました。

また、トランプ氏が障害のある記者のマネをしたことに触れ、「軽蔑は軽蔑を生み、暴力は暴力を生む」と訴えました。ストリープさんが、ドナルド・トランプ次期大統領を名指しすることはありませんでしたが、明らかに批判したものでした。

会場が総立ち、大歓声が沸き起こりました。主要メディアは、ストリープさんの批判を大きく報じました。作品賞よりも詳しく伝えたメディアもありました。

批判を受けてトランプ氏は9日、「ハリウッドで最も過大評価されている俳優」とストリープさんを侮辱、「大負けしたヒラリーの支持者だ」とツィッターで批判しました。さらに障害者の記者のマネをしたことを否定しました。

リベラルなハリウッド業界は伝統的に民主党を支持しています。次の大きなイベントは2月26日のアカデミー賞授賞式。世界が注目する中、トランプ批判が相次ぐかもしれません。


[January 09, 2017]  No 031843570

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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