2分でわかるアメリカ

2017/01/042017年のFX、見方分かれる円相場

新年明けましておめでとうございます。今年もアメリカを中心に情報を発信します。よろしくお願いいたします。

EU離脱を決めたイギリスの国民投票と非伝統的な候補が勝利したアメリカの大統領選、そして世界の中央銀行の金融政策などを背景に2016年の外国為替マーケットは大きく揺れました。2017年はその第2章になりそうです。イギリスのメイ政権が3月末にもEU本部に離脱を正式に通知、ドナルド・トランプ氏が1月20日にアメリカの第45代大統領に就任します。FRBは年内3回の利上げを示唆しています。

ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、2017年の外国為替マーケットについてウォール街のアナリストは、ヨーロッパ通貨が軟調に推移すると予想しています。ゴールドマン・サックスとオックスフォード・エコノミクスは、年末までにユーロの対米ドル相場がパリティ(1.0)をつけると予想。モルガン・スタンレーは0.95米ドル、ドイツ銀行が0.95米ドルと一段のユーロ安を予想しています。

英ポンドについてはさらに弱気です。アナリストの英ポンドの対米ドル相場の平均見通しは1.185米ドル。これは、英ポンドが対米ドルで約4%下落する可能性を示唆しています。2年間の期限があるイギリスとEUとの離脱交渉の行方が英ポンド相場に大きく影響するとみられます。

円相場については見方が大きく分かれています。米ドル/円の予想レンジは99円から130円まで。背景には、日米の中央銀行の金融政策の見方の違いがあります。

マーケット全体では米ドル高が進むとの予想が多いのですが、対円についてはやや米ドル安・円高に傾くというのがウォール街のアナリストの平均的な見方です。


[January 03, 2017]  No 031843566

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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