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2016/12/13NY新名所「トランプ・タワー」の明暗

ドナルド・トランプ次期大統領が最上階に住む「トランプ・タワー」。ニューヨーク・マンハッタンの5番街、そして56丁目と57丁目の間に立地する58階建ての金ピカのビルです。ソニーのアメリカ本社が近所なので、ソニー勤務時代は低層階にあるカフェをよく利用しました。

トランプ・タワーはいま、自由の女神、エンパイア・ステート・ビルディング、ロックフェラー・センター、そしてタイムズ・スクエアなどと並ぶニューヨークの新名所になっています。知人によると、周辺は観光客で溢れ、大変なことになっているそうです。

クリスマスを控えたこの時期。仕事納めや忘年会、ホリデー・ショピングなどが重なり、マンハッタン、特に5番街はまともに歩けないほど混み合います。これに観光客が加わったことで、トランプ・タワー周辺が「大変なことになっている」のは当然だと思います。

CNBCによりますと、トランプ・タワーの近くにあるバー・レストランは前年比20%増のペースで繁盛していました。ただし11月8日までの話。大統領選でトランプ氏が勝利して以降、警察やシークレット・サービスが多数動員され、トランプ・タワー周辺の景色が一変しました。商売に大きく影響、バー・レストランの売り上げが30%減りました。近所のイタリアン・レストランの売り上げも激減しました。

一方で、警備の影響を受けない少し離れたデリ(delicatessen)は大繁盛。警察官やシークレット・サービスがサンドウィッチを毎日買いに来るので、売上高が急増しました。違う形のトランプ・ラリー。

ところで、トランプ夫人は、息子のバロン君の学校の関係で来年以降もトランプ・タワーに住む計画です。家族を大事にするトランプ次期大統領が頻繁にワシントンから移動することになり、トランプ・タワーは今後4年間「第2のホワイトハウス」になりそうです。近所のレストランが移転を検討しているとCNBCが伝えました。
 
[December 12, 2016]  No 031843553

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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