2分でわかるアメリカ

2016/11/242017年の世界とサンタクロース・トランプ・ラリー

BofAメリルリンチは20日付けの顧客向けレポートで、2017年の世界経済が小幅ながら成長が加速するとの展望を示しました。大統領が1月20日に交代するアメリカについてはスローなスタートになるが、減税効果が表れる下期には加速すると予想しました。インフレ率の上昇基調はすでに動き出しているとしています。

また、BofAメリルリンチのテクニカル分析の専門家はCNBCに出演、ニューヨーク株式市場の上昇基調が年末まで続くだろうとコメントしました。

11月半ばから年末までのホリデーシーズンは歴史的に株式相場が上昇する例が多く、「サンタクロース・ラリー」と呼ばれます。現在の上昇はドナルド・トランプ次期大統領の政策への期待感を背景にしたもので、「サンタクロース・トランプ・ラリー」と呼べるとCNBCが伝えました。

ニューヨーク株式市場の主要株価指数であるダウは、22日の取引で初めて1万9000ドルに乗せました。次の節目は2万ドルですが、早くも「大台」が意識されています。

オッペンハイマーのテクニカル・アナリストは、来年前半にもダウが2万ドルに乗せると見ています。CNBCのインタビューに答えたものです。FRBの利上げサイクルと株価の調整サイクルが重なった去年と異なり、チャートを上抜けたとしたうえで、典型的なブル(強気)相場だとしています。

株価は経済の先行指数と言われることがあります。半年以上先の経済を先取りする。「サンタクロース・トランプ・ラリー」はまさにそれで、期待先行型の相場と言えます。トランプ氏が公約している減税や大型のインフラ投資が早期に実行されるかは、まだ誰もわかりません。

11月24日木曜日はサンクスギビング・デー(感謝祭)でアメリカの連邦祝日です。お休みとし、翌25日に再開します。



[November 23, 2016]  No 031843541

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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