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2016/11/232017年の利上げとiPhoneと世界

ゴールドマン・サックスがまとめた2017年のテーマを昨日お伝えました。それに続く形で、ゴールドマン・サックスのアナリストは21日付の顧客向けレポードで、来年前半の原油価格見通しを引き上げました。ブルームバーグによりますと、2017年1−6月のニューヨーク原油相場が平均で1バレル=55ドルになるというのがゴールドマンの予想です。

ちなみに、BofAメリルリンチは、2017年夏までに原油相場が69ドルまで上昇すると予想しています。現在は48ドル台ですので、いずれも原油高見通しということになります。

一方、フォーチュン誌は、原油相場がそれほど上がらないと見ています。来年の価格について現在の水準の少し上の50ドルと予想しました。OPECが原油生産を高い水準で維持するとの独自見通しが背景です。

12月1日号のフォーチュンは、テクノロジー、政治、経済、世界、トレンド、企業の6つの分野に分けて2017年を予想しました。人工知能(AI)を使ったIBMのワトソンの見方も紹介しました。

テクノロジー分野では、アップルが主力のiPhoneを大幅にアップグレードした新製品(iPhone8)を発表すると予想しました。また、ドローンがピザの宅配を開始するだろうとしています。一方、企業分野では、ケーブル大手のコムキャストが通信3位のTモバイルを買収する可能性があると予想しました。

経済分野では、FRBが2017年に3回の利上げを実施、FFレートの誘導目標を1.25%にするとの見通しを示しました。一方、ニューヨーク株式相場は下がると予想。S&P500は2073と、アメリカの大統領選当日の水準より3%低い水準を見ています。政治については、トランプ次期政権のもとで大型のインフラ投資が決まる一方、税制改正は一部にとどまると予想しました。

フォーチュンはさらに、中国のブームが2017年も続くと予想。イギリスが予定通りEU離脱手続きを開始する一方、ユーロ圏のインフレ率が高まりユーロ相場が上昇するとの見通しを掲載しました。

ちなみにIBMのワトソンは、2017年は「フィリピンの年」になると予想しました。ドゥテルテ大統領のもとで経済ブームが起きると。IBMワトソンは世界の70万のニュース・ソースを分析し、フィリピンで大型のインフラ投資が実行されるとの結論に達しました。
 
 [November 22, 2016]  No 031843539

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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