2分でわかるアメリカ

2016/11/08「醜い選挙」でパーティー

ロサンゼルスのメルローズ通りのカフェで昨日、妻と朝食を食べました。「選挙の夜はワインで楽しもう」と書かれたチラシが貼ってありました。カフェの店員によりますと、ロサンゼルス中のレストランやバーで過去に例がないほど多くの「選挙を楽しむパーティー」が企画されています。

アメリカでは、選挙日当日に投票すると「I voted(投票しました)」と書かれたスティッカーがもらえます。クリスピー・クリームでは、スティッカーを見せるとドーナツが無料でもらえます。セブン・イレブンは無料コーヒーを提供。また、ゴールド・ジムは、投票した人に対し施設の利用を無料にします。

 今年のアメリカ大統領選は「非難合戦」になりました。週末から集中的に放送されている有力候補のテレビ広告は、相手を徹底批判するダークなもの。アメリカのメディアは「歴史的な選挙」と表現しています。スキャンダルの多さ、好感度の低さなどから、「歴史的に醜い選挙」が正確かもしれません。無料の品を受け取り、チキン・ウィングをつまみにビールを飲みながら仲間と歴史を観戦するというのがアメリカ流。

 選挙を明日に控えた今日、クリントン氏はフィラデルフィアの「独立モール」で演説を予定しています。オバマ大統領も応援参加します。一方、トランプ氏は最重要州のフロリダを含め4つの州を分刻みで移動する計画です。

 最初の開票結果が発表されるのは日本時間の9日午前7時。その3時間半後、つまり日本時間の9日午前10時半頃に大勢が判明するとの見方があります。その一方で、接戦になり日本時間の午後まで結果が出ないとの見方もあります。FBIが6日、メール問題に関し訴追を求めない方針を明らかにしたことで、マーケットは「女性初の大統領」を早くも祝っているようです。不動産王の候補者は、選挙当日の夜、副大統領候補と一緒にニューヨーク市で「勝利パーティー」を開く予定です。
 
[November 07, 2016]  No 031843528

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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