2分でわかるアメリカ

2016/10/08「お金持ちの掟130」トランプよりお金持ちの出身は

ご主人は長崎出身、夫人は東京。あるいは、夫が福岡生まれ、奥さんは埼玉。なんていう話を東京でしても誰も驚きません。しかし、「お父さんはカザフスタンで、お母さんはラオス人」。などと聞くとビックリされると思います。国際結婚する日本人が増える傾向にありますが、両親とも外国出身の日本人は極めて少ないと思います。

アメリカでは事情が大きく異なります。両親とも外国出身なんていうのはザラ。娘と高校の同級生の会話を聞いていると、イギリス、イタリア、ポーランド、イラン、トルコ、カナダ、オーストラリアなど、世界の幅広い国に友だちが里帰りしたという話を耳にします。

移民大国アメリカではバックグラウンドを誰も気にしない。そんな社会を背景に、外国人であろうと、移民であろうと、良いアイディアには投資が集まり、ビジネスの成功者は尊敬を集めます。巨額の富を一代で築いた移民や外国人がアメリカには大勢います。

フォーブスが今週発表した「最もリッチなアメリカ人トップ400」には42人の移民がランクインしました。「アメリカン・ドリーム」の体現者。いずれもビリオネア(個人資産が10億ドルもしくは1030億円を超える個人)です。出身国は21に及びました。最も多かったのはイスラエル出身で6人、インドの5人が続きます。ハンガリーと台湾出身がそれぞれ4人リストに入りました。日本出身はゼロでした。

移民42人の個人資産の合計は2500億ドル(約25兆7500億円)にのぼります。6歳の時、ロシアのモスクワから数学者の両親に連れられてアメリカにきたグーグルの共同創業者セルゲイ・ブリン氏、南アフリカ出身で電気自動車会社テスラを創業したイーロン・ムスク氏ら有名人も含まれています。幅広い業種の移民ビリオネアがいますが、最も多いのがテクノロジー業で成功した移民です。

フォーブスは、「リッチ400」のリストにのった移民の14人は、共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ氏よりお金持ちだと解説しました。旧ユーゴスラビア(現在のスロベニア)出身の移民であるメラニアさんと結婚したトランプ氏は去年の121位から156位に順位を落としました。


 [October 07, 2016]  No 031843508

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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