2分でわかるアメリカ

2016/09/03有力エコノミスト「それでも9月利上げ」

注目を集めたアメリカの9月の雇用統計がマーケットの予想を下回り、「9月利上げはなくなった」との見方がすぐに広がりました。
CMEフェドウォッチによりますと、雇用統計を受けたマーケットが織り込んだ9月利上げの確率は21%に低下、12月利上げの確率は58.8%になりました。

しかし、FRBが9月の会合で政策金利を引き上げる可能性があると主張するエコノミストがまだいます。少数派ですが、有力なエコノミストだけに無視できません。

ゴールドマン・サックスのチーフ・エコノミストのヤン・ハチウス氏は雇用統計発表後にCNBCに出演、「FRBが12月より9月に利上げに踏み切る可能性が高い」とコメントしました。9月利上げの可能性は55%、年内利上げの可能性は80%だとしています。

ハチウス氏は、今月初めにCNBCに出演した際は「12月利上げの可能性が高い」と述べていました。ハチウス氏は、ジャクソンホールでFRBの幹部が「雇用が改善していることを確認したい」と発言しているが、15万1000人増という8月の雇用の伸びは十分に「改善」と言えるとの見方を示しました。

バークレイズのエコノミストも9月利上げを予想しています。
CNBCによりますと、雇用発表後のメモの中で「雇用の伸びが減速したが、労働市場は健全さを維持していて、経済活動が堅調であることを示している」として従来の9月利上げ予想を維持するとコメントしました。

FOMCは9月20日と21日に開かれます。その前の9月15日発表の小売売上高、そして16日の消費者物価指数が次の焦点になると指摘されています。



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 [September 02, 2016]  No 031843484

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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