2分でわかるアメリカ

2016/09/01配車アプリ乱立、グーグルも

アメリカで暮らしていると、「クーポン」が毎日のように郵便で届きます。ピザ屋、クリーニング、洗車、スーパーマーケットなど。最近は「アプリ(App)」のクーポンが特に目立ちます。

今週届いたクーポンで目に付いたのはアマゾン・レストラン(amazon restaurant)。アプリで出前を頼むサービスが増えていますが、あのアマゾンも参入しました。「最初の注文10ドル割引」と書いてあります。

もう1つ目に付いたのは、子供の学校送迎に特化した配車アプリのホップ・スキップ・ドライブ(Hop Skip Drive)です。高校生の娘を持つ母親が創業した会社で、安全性を前面に出しロサンゼルスとサンフランシスコで試験サービスを始めました。

配車アプリに関してはウーバー(uber)が大きくリードしています。7年前に創業したウーバーは、ロサンゼルスをはじめ多くの都市で「移動手段のデファクト」になりつつあります。個人的に多用しています。未上場ですが、時価総額は日本円で7兆円近くに達しました。「ナンバー2」のリフト(Lyft)も追い上げています。

さらに、グーグル(google)も配車アプリに参入しました。サンフランシスコでサービスを開始しました。買収した地図サービスのウェイズ(waze)を利用したもので、「乗り合い」により料金を大幅に抑えたのが特徴です。ターゲットは会社を毎日往復する通勤客。グーグルは3年前にウーバーに約250億円を出資しましたが、最近、グーグルの親会社のアルファベットの幹部がウーバーの取締役を辞任しています。

役所と大企業の影響力が大きい日本と異なり、アメリカでは配車サービスが伝統的なタクシーからアプリに急ピッチで移行しています。競争原理が働き料金が抑えられるので、個人的には歓迎しています。

 [August 31, 2016]  No 031843482

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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