2分でわかるアメリカ

2016/08/10悲観論者の超悲観論

タイのチェンマイに住むスイス人。マーク・ファーバー氏は、投資情報の「The Gloom Boom & Doom」の著者。タイトル名は、マーケットのブームと危機が切り返すという意味です。

ニューヨークや香港の金融機関の勤務を経て独立したファーバー氏は、過去の株式の急落や2002年以降のドル安を正確に予測しました。ウォール街の読者が多くいるのですが、悲観論者として有名です。

ファーバー氏は9日、CNBCの電話インタビューの中で、ニューヨーク株式相場が過去の危機に匹敵するほど急落する可能性があると警告しました。過去5年分の上昇分を消し、S&P500指数が1100まで下落するだろうと述べました。1100という水準は、現在の約半分です。50%下がるとの予想

2009年、ファーバー氏は、アメリカとインドの株が買われ過ぎていると警鐘を鳴らしました。しかし、株価の上昇基調が続き、ニューヨークのS&P500は最高値水準で取引されています。株価が上がれば上がるほど、ファーバー氏はより悲観的になりました。

ウォール街の有力な投資銀行のゴールドマン・サックス、大手投資会社のダブル・ラインなども株価が近く大幅に調整されると予想しています。悲観論が相次いでいるのに、株価は一向に下がる気配がありません。どういうことでしょうか。

ファーバー氏や有力なストラテジスト、投資家に呼応するかのように、共和党の大統領候補のドナルド・トランプ氏が9日、「株はビッグなバブルだ」と発言しました。
 

[August 09, 2016]  No 031843467

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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