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2016/08/03ゴールドマンだけじゃない、増える株悲観論

8月に入り株式相場が軟調です。「夏枯れ」との指摘があります。確かに売買高が低調です。それだけではありません。「株悲観論」がストラテジストの間で増えていることも重しとなっています。

ゴールドマン・サックスは1日、「今後3カ月間の株式の投資判断を引き下げる。今後12カ月ではフラット(横ばい)を予想するが、現金のポジションを増やすことを勧める」と顧客向けレポートでコメントしました。

チーフ・グローバル・エクィティ・ストラテジストのピーター・オペンハイマーがCNBCに出演、今後3カ月で株価が10%下がると予想しました。株価は割高であり、企業業績も強くないため、投資判断を見直す時期と考えたとしています。

ゴールドマン・サックスは、今後3カ月の投資判断について売りを示す「アンダーウェイト」に修正、今後12カ月を「ニュートラル」としました。ゴールドマン・サックスは影響力が大きく、ウォール街で話題になりました。

株悲観論は他にもあります。ロサンゼルスを拠点にする投資会社ダブルラインのCEOは、保有株式をすべて売却した方がいいとReutersのインタビューで述べました。アメリカの第2四半期のGDPが1.2%しか増えていないのに、S&P500が最高値を更新したのはおかしいとしています。金と金鉱株の保有を増やすと語りました。ジョージ・ソロス氏と同じ方向。ダブルラインは1000億ドル(10兆2000億円)以上の資金を運用しています。

さらに、ロンドン拠点の投資会社LGIMのエコノミストも当面の株式相場が下落すると見ています。CNBCに対し、特にアメリカの株式相場が沈むだろうとコメントしました。

 
 [August 02, 2016]  No 031843462

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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