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2016/07/23「お金持ちの掟126」トランプ・ブランドはいくら?

オハイオ州クリーブランドで開かれたアメリカ共和党の党大会が終了しました。最終日の21日夜、才色兼備の娘、イヴァンカさんの紹介で登場した大統領候補のドナルド・トランプ氏の演説は、アメリカの国益を最優先にする方針を明確にするものでした。人種問題、銃犯罪、テロ、失業問題など暗い社会問題を描いた演説は、1968年のリチャード・ニクソン氏以来の凄みがあったと評されました。

ところで、党大会の盛り上がりを演出したトランプの選挙事務所は、キャンペーンの中で、資産がTen Billion Dollars(100億ドル=約1兆600億円)を超える成功者とトランプ氏を紹介しています。

CNBCは、100億ドルという額について多くの疑問があると伝えました。

「ドナルド・トランプ」というブランドは、33億2000万ドル(約3519億円)の価値があると事務所は主張しています。Brand Financeの試算がその根拠。ブランド価値リストで最も高額なブランドはAppleで、1459億ドル(約15兆4673億円)の価値があるとしています。断トツのトップ。Google、Samsung、Amazon 、Microsoftが続きます。トランプ・ブランドは486位。アメリカで人気の高級スーパー、Whole Foodsの1つ下です。

一方、Bloombergは最近、トランプ・ブランドの価値は3500万ドル(約37億円)だと伝えました。ライセンス契約した時に支払う値段だとしています。

ブランドの価値は、値段があってないようなもの。Appleブランドが世界1位ということは理解できますが、1459億ドルというのは高過ぎる気がします。また、33億ドルと3500万ドルの2つのトランプ・ブランドの価値についても、100億ドルという資産額もよくわかりません。価値が高いことはわかりますが。

トランプ候補の昨夜の1時間を超える演説、その前のイヴァンカさんの演説は、いずれも強いインパクトを与えるものでした。ブランド価値がさらに上がったのではないかと思います。

来週は民主党の党大会。クリントン氏にスポットライトが当たります。ちなみに、クリントン選挙事務所は、クリントンのブランド価値を公表していません。

 
 [July 22, 2016]  No 031843456

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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