2分でわかるアメリカ

2016/05/07「お金持ちの掟118」エコノミーしか乗らないビリオネア

Forbes(フォーブス)の富豪リスト2016年版によりますと、世界には、1810人のビリオネア(個人資産が10億米ドルもしくは1065億円以上あるお金持ち)がいます。約3人に1人がアメリカ人です。

アメリカのリスト上位には、ビル・ゲーツ、ウォーレン・バフェット、ラリー・エリソン、マーク・ザッカーバーグ、ジェフ・ベゾス、トリー・バーチなど、有名人が数多く名前を連ねます。

今年11月8日に実施されるアメリカの大統領選で共和党の候補に指名されることが確実になったドナルド・トランプ氏もその1人。不動産で巨額の富を築いたトランプ氏は、自家用ジェットで移動、金色尽くしの調達品など、豪華なライフスタイルで知られています。

対照的に、飛行機は国内、海外を問わず、エコノミー・クラスしか利用しないビリオネアもいます。

「Sam Adams(サム・アダムス)」というビールのブランドが有名なボストン・ビア・カンパニーの共同創業者、ジム・コッチ氏は、2013年に初めてビリオネアのリストに入りました。しかし、いまだかつて、飛行機のファーストクラスは割高であるため、エコノミー・クラスしか使いません。

コッチ氏は、ドイツのミュンヘンに出張する際、5000米ドル(約53万2500円)でビジネスクラスにアップグレードすることを勧められましたが断った、とBusiness Insider(ビジネス・インサイダー)に語りました。従業員の月給と同じ額を飛行機代に使うのは正当化できないからだと説明しています。ボストン・ビア・カンパニーは、役員を含めて出張は全てエコノミーしか利用しないのが暗黙の了解になっています。

親しくしているロシア人の富豪がいます。豪華な暮らしをしていますが、時々、非常に細かい出費を気にしたりすることがあります。別のお金持ちの知人も意外にお金にうるさい。小さいお金にこだわったからこそ、富を築けたのかもしれません。



 [May 06, 2016]  No 031843403

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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