2分でわかるアメリカ

2016/05/03バフェット氏と金利

毎年この時期、アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェット氏がメディアに積極的に登場します。バフェット氏が会長兼CEOを務めるバークシャー・ハザウェイが年次株主総会を開催するからです。

今年の総会は4月30日、土曜日に本社があるネブラスカ州オマハで開かれました。バフェット氏は、「誰がアメリカの大統領になってもバークシャー・ハザウェイは大丈夫だ」と3万人を超える株主を前に語りました。バフェット氏はまた、日本やヨーロッパのマイナス金利政策について、保険会社だけではなく、年金生活者にも問題になると警戒感を示しました。

金利について、バフェット氏は週明けの5月2日にも発言しました。オマハに特設されたCNBCのスタジオに登場、「FRBが今後50年ゼロ金利を続けた場合、ダウ指数が100,000ドルに上昇するだろうと述べました。現在のダウは18.000をやや下回った水準にありますが、超低金利が続けば、大幅に上昇する可能性があるとの見方を示しましたものです。

スタジオには、バークシャー・ハザウェイのナンバー2、チャーリー・マンガー副会長も出演しました。マンガー副会長は、超低金利が長期間続く日本経済が低迷しているとした上で、「アメリカが日本のようになり始めている」と語りました。そして、低金利政策は限界にきていて、財政刺激策を実行すべきとの考えを示しました。

さらに、バフェット氏の盟友で、バークシャー・ハザウェイの社外取締役のビル・ゲイツ氏も登場。ゲイツ氏は、キャピタル・ゲイン税の税率を大幅に引き上げるべきだと主張しました。アメリカのキャピタル・ゲイン税は現在20%。これを、連邦政府の所得税の最高税率である39.6%まで引き上げるべきとの意見です。

影響力がある3人の発言だけに、主要メディアが詳しく伝えました。

 [May 02, 2016]  No 031843399

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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