2分でわかるアメリカ

2016/04/28誰が米大統領に選ばれても株下がる?

今年11月8日のアメリカ大統領選に向け、候補者を絞り込む予備選が北東部5州で26日、実施されました。新たな「スーパーチューズデー」。

共和党の予備選では、不動産王のドナルド・トランプ氏が5つの州全てで圧勝しました。オハイオ州知事のケーシック氏とクルーズ上院議員が共同で「トランプ降ろし」をすることで合意しましたが、差は広がるばかり。指名に必要な過半数代議員の獲得に、トランプ氏が一歩近づきました。

一方、共和党は、ヒラリー・クリントン前国務長官が4つの州で大勝しました。サンダース上院議員が勝ったのは1州のみ、予想外に苦戦しました。クリントン氏の指名獲得が確実になりそうな勢いです。

2つの政党の候補者は夏の党大会で決まりますが、大統領選はトランプ対クリントンの争いになる公算が高まっています。

CNBCが、ウォール街のエコノミスト、ストラテジスト、ファンドマネジャーを対象に実施した調査では、80%がクリントン氏の大統領選での勝利を予想していることがわかりました。トランプ氏が勝つとの予想はわずか13%。共和党のカーシン候補、クルーズ候補、そして民主党のサンダース候補の勝利予想はゼロでした。

「誰が経済に最も好ましいか」という質問に対しては、約半数が共和党のカーシン氏と答えました。クリントン氏は17%にとどまりました。政党では、共和党が30%と、民主党の9%を大幅に上回りました。ただ、いずれの政党も3月の調査から大幅に低下しました。どの政党、候補者が選ばれてもアメリカ経済に好ましくなく、株価にネガティブに影響すると見ているようです。

トランプ氏の経済政策への支持はわずか4%でした。大統領に選ばれた場合、FRBのイエレン議長を交代させると発言、議会にFRBの決定を監査させる意向を示したことがウォール街を不安にさせたのだとみられます。



[April 27, 2016]  No 031843396

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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