2分でわかるアメリカ

2016/03/22小さくて安いiPhone SEは買いか

スマートフォンがどんどん大きくなる。ここ数年、続いてきたトレンド。それに逆行する製品が発表されました。

iPhone SE。アップルが21日、カリフォルニア州のクパチーノの本社で発表しました。サイズは5もしくは5Sと同じ4インチ。ただ、最新のプロセッサーであるA9、12メガピクセルのカメラのほか、電子決済のApple Payなどの機能が搭載されました。外側は5S、中身は6Sという製品です。

主にインド、中近東、アフリカなど新興国市場を狙ったものですが、アメリカでも発売されます。もちろん日本でも3月24日から注文受付を開始します。

個人的には4.7インチのサイズが気に入っています。ただ、5を使っていた時は、4インチで十分だと思っていました。携帯性が良い4インチを好むユーザーは意外に多い。友人は6からSEに買い換えると言っています。パイパー・ジェフリーが去年12月に1077人を対象に実施した調査では、アメリカ人の20%が「4インチがいい」と答えました

アップルがこの時期にiPhoneの新製品を発表するのは異例です。アップルは、従来通り年末商戦をにらみ今年9月に「iPhone 7」を発表するとみられています。サイズは6Sの4.7インチ、そして6Sプラスと同じ5.5インチを維持すると予想されています。今回、発表された小さいiPhone SEは、それまでの繋ぎの商品のように思えます。売上高の3分の2を稼ぎ出すiPhoneの伸びが鈍化していることから、販売促進が狙いと指摘されています。

iPhone SEは買いか。アメリカの価格は399米ドルと割安に設定。携帯性を重視するなら買いだと思います。自分は秋まで待ちます。防水機能、割れないガラス、長時間持つバッテリーがあると良いのですが、どうでしょうか。

アップルはこの日、9.7インチのiPad Proも発表しました。去年11月に発売した12.9インチのProの小型版。同時にiOS9.3も発表しました。いずれも予想通りでした。さらにアップルは、Apple Watchの価格を引き下げました。この日の小さなサプライズでした。


[March 21, 2016]  No 031843376

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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