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2016/03/19「フィンテックの衝撃2」本当?意外な人事

アメリカの大手銀JPモルガン・チェースが今年、フィンテック及び技術革新戦略の責任者としてセス・ウィラー氏を雇いました。ウォール街で話題になっています。

セス・ウィラー氏はブルッキングス研究所に属していましたが、その前はオバマ大統領の経済顧問でした。ホワイトハウスに在籍していた際、ウィラー氏の年収は22万5000ドル(現在のレートで約2500万円)でした。ホワイハウスには460人の職員がいましたが、ウィラー氏の年収が当時最高だったことで話題になったことがあります。給与水準が高いFRBからリクルートされたからです。

JPモルガン・チェースはフィンテックに積極的。インターネットでビジネス・ニュースを提供しているQUARTZによりますと、JPモルガン・チェースは最近、ウェブサイトを全面刷新、スマートフォンやタブレット向けのアプリもアップグレードしました。電子財布の「Chase Pay」を開発中、今年末までにサービスを開始する計画です。また、中小企業向け融資サービスを提供するフィンテック企業OnDeckと提携。さらに、ビットコインのバックボーンといえるブロックチェーンを使ってアメリカと日本間の送金サービスを試験的にはじめます。

フィンテックに絡む人はTシャツとジーンズを着たカリフォルニアンのイメージがあり、ダークスーツのイメージがある政府高官をJPモルガン・チェースが雇ったことは意外でした。QUARTZは、ウィラー氏の政治の世界での経験が、フィンテックにとって貴重だと解説しました。フィンテックのサービスは、伝統的な金融を根本的に変えるものが多く、そのために「規制」というハードルがあります。消費者金融保護局(CFPB)は最近、決済サービスのDwollaのサービスをデータ保護の目的で強制的に止めました。

政治とフィンテックの融合。類似した人事が増えるかもしれません。




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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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