2分でわかるアメリカ

2016/02/20「お金持ちの掟112」トップバンカーの年収

アメリカの大企業は、経営者と一般従業員の報酬の格差が極端に大きいことで知られています。金融危機の際には、銀行や投資銀行の報酬の高さが批判されましたが、いまはどうなっているのか。

CNBCによりますと、シティグループのマイケル・コルバットCEOの2015年の年収は1650万ドル(約18億6450万円)でした。前年比で27%も増えました。シティグループの去年の利益は前年比で倍増したので、トップの報酬が大幅に引き上げられました。

シティグループのCFOの年収は900万ドル(約10億1700万円)。法人を担当する子会社のCEOの年収は1600万ドル(約18億800万円)でした。

バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOの年収も大幅にアップしました。前年比で23%増。そして、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOの去年の年収は前年比35%増の2700万ドル(約30億5100万円)でした。

一方で、トップの報酬がカットされた金融機関もあります。

ゴールマン・サックスのロイド・ブランクファインCEOの年収は4%減の2300万ドル(約25億9900万円)。モルガン・スタンレーのジェームス・ゴーマンCEOは7%カットされ2100万ドル(約23億7300万円)でした。減収になったといっても世間の相場からすれば超高額であることは変わりません。

日本の銀行はどうか。東洋経済によりますと、日本の銀行のトップで最も年収が多かったのは静岡に拠点を置くスルガ銀行の岡野社長。創業家出身の岡野氏の年収は1億9200万円だそうです。スルガ銀行の役員平均年収は8100万円で全銀行の中で3位の高さ。3つのメガバンクの経営者の年収は意外に低い。日米格差があまりにも大きいですね。

 
 [February 19, 2016]  No 031843354

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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