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2016/02/06日銀のマイナス金利、拡大する?

日銀がマイナス金利の導入を決めてから1週間。早くも追加利下げ、つまりマイナス金利幅を拡大する可能性があるとの見方が広がっています。

日本経済研究センターの岩田理事長は元日銀の副総裁。ロイターのインタビューに対し、0.1%のマイナス幅が2%程度まで拡大することが可能だとの見方を示しました。ただ、それ以上のマイナス金利の拡大は現金の大規模な流出を招くと述べました。

マイナス金利が拡大した先例があります。ECBは、2014年6月の理事会で中銀預金金利をゼロからマイナス0.1%に引き下げました。その後、2014年9月にマイナス0.20%に変更。去年12月の理事会でマイナス0.30%に追加利下げしました。デフレ懸念が消えないためです。

スウェーデンの中央銀行であるリクスバンクは、ECB、スイス中銀、デンマーク中銀に続く形で、1年前の去年2月に主要な政策金利であるレポレートをゼロからマイナス0.1%に引き下げました。国債を買い入れる量的緩和も同時に発表しました。そして、5カ月後の7月にマイナス0.35%へ変更しました。中銀預入金利はマイナス1.1%です。

リクスバンクは来週11日に会合を開きますが、The Wall Street Journalは、追加利下げを決める可能性があると伝えました。量的緩和の拡大、外国為替マーケットへの直接介入も議題になるとしています。ECBが3月に追加緩和を検討するとみられている中、通貨クローナの上昇を抑制するのが狙いです。

マイナス金利幅を競うように拡大する状況ですが、その効果については見方が分かれています。Barron’sは、マイナス金利で企業が大量の現金を抱え込むことになり、電子マネーならともかく紙幣経済での効果は疑問だとするコラムを掲載しました。

日銀は先月発表した声明の1ページ目の脚注で、スウェーデンなどのマイナス金利の先行例を明記しました。マイナス金利が拡大する可能性を示唆したものだと見られています。


 
[February 05, 2016]  No 031843345

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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