2分でわかるアメリカ

2016/01/23「お金持ちの掟111」想像つかないあの人の収入

ハリウッドには「A」とランクされたスターがいます。もっとも稼ぐ俳優の映画1本あたりのギャラ(出演料)は2000万〜3000万ドル(約35億4000万円)です。最近では、興行収入や関連商品の売り上げの一部を「ボーナス」につける契約が増えていて、年に1億ドル(約118億円)以上稼ぐハリウッド・スターもいます。大物プロデューサーや監督も同様です。日本とは桁違い。

ハリウッドから車で1時間離れた地域にアダルト作品を専門に扱うスタジオが多くあります。ネット動画などの普及でアダルト・ビデオ産業が打撃を受けているとされていますが、まだまだ大きな産業です。アダルトのスターはいくらもらっているのか。

アメリカ人の1世帯あたりの平均年間所得は5万3657ドル(約633万円)。2014年の国勢調査局の数字です。職業別の所得の統計も公表されていますが、アダルト業界のスターの平均所得は含まれていません。大手のアダルト・エンターテインメント会社が発表している制作費や業界情報サイトが伝えるスターのギャラの信憑性がありません。「サバ読んでいる」とされています。

そこでCNBCは、アダルト作品に出演しているスターや監督など、幅広いスタッフに直接会い、いくらもらっているのかを聞きました。どこまで正確かは不明ですが、複数の聞き取りをしていて、大きくは外れていないだろうとCNBCが伝えました。

それによりますと、男女のシーンがあるアダルト作品の女優のギャラは1日あたり300〜1500ドル(約17万7000円)。女性しか出演しない作品のギャラは1日あたり700〜1200ドル(約14万1000円)です。一方、男優は500〜1500ドル。女優が意外に低く、男優が意外に高い!アダルト・ビデオの撮影日数は2〜4日。一部の大手スタジオの作品はシーンが多く、撮影に8日かけるところもあります。1日のギャラに撮影日数を掛けたものが受取額になります。アダルト業界の大スターの年収は10万ドル(約1180万円)を超えるとCNBCは伝えました。年1本か2本しか出演しないハリウッドのスターと違い、年にかなりの作品に出演している計算。それにしても桁が違いすぎる。当たり前といえば、当たり前ですが。

 

[January 22, 2016]  No 031843336

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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