2分でわかるアメリカ

2016/01/15「世界最大のジャックポット」狂想曲

アメリカでは、週末から宝くじ「パワーボール(Powerball)」の話題で持ちきりでした。6つの数字が一致するジャックポットの賞金が世界最大の15億6800万ドル(約1850億円)に達したからです。確率は2億9200万分の1。これは、人間が雷に打たれる可能性(バラツキあり。190万-1000万分の1)より高いそうです。

毎週水曜日と土曜日に番号が発表される「パワーボール」は1口2ドル。ジャックポットが出なかった場合、賞金が次の回に持ち越されます。4000万ドルだった11月7日から19回持ち越されました。先週土曜日の当選金が6億ドルでしたので、わずか4日で約9億ドル増えたことになります。それだけ多くの人が購入したということです。

先週、共同で購入した人が「当たった!」と興奮するグループがソーシャル・メディアで話題になりました。1人は会社を辞めました。ところが、間違いだったことがわかり、天国から地獄に突き落とされました。こうエピソードも寄与して、「宝くじ専門家」が十分に番号を確認するよう訴えました。

「パワーボール」は44の州が参加していますが、販売していないネバダ州のラスベガスの住人は隣のカリフォルニア州まで車を飛ばして買いに行った。長い行列ができ、45分かけて買ったなど。ネットワークTVがトップ級で伝えました。1夜にしてビリオネアになったらどうするか、などの議論も活発に行われました。

結果はどうだったのか。カリフォルニア州の宝くじ担当広報は、ロサンゼルス郊外のチノ・ヒルズにあるセブンイレブンで販売されたチケットがジャックポットだったと発表しました。このほか、テネシー州とフロリダ州も州内で販売されたチケットでジャックポットが出たことを明らかにしました。3人がジャックポットの場合、賞金は3分割されます。

当選者はまだ名乗り出ていません。大きな話題になり、「当たったら、絶対に他言してはいけない」「すぐに弁護士を雇いなさい」などとメディアで専門家が解説していたこともあり、永久に名乗り出ないかもしれません。それにしても凄い。当たった人は人生が大きく変わることになります。いい意味でも、悪い意味でも。



[January 14, 2016]  No 031843331

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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