2分でわかるアメリカ

2015/12/112016年の米株見通し、見方分かれる

今月に入り、ニューヨーク株式市場で不安定な展開が続いています。ちょうど1年前、2015年の相場に強気な見方が多かったのですが、現在はほぼ年初水準で取引されています。1年を振り返ると、FRBの金融政策をめぐる思惑が相場に影響、最近では原油相場の動向が相場を動かしました。

来年はどうか。USA Todayがウォール街の大手金融機関などの株式ストラテジストを招いた討論会を開催しました。見方が大きく分かれました

ウェルズファーゴが運用するファンドの投資責任者は、来年のニューヨーク株式相場が10%上昇すると予想しました。雇用拡大を背景に消費が増加、企業の業績が改善するとの見通しが強気予想の背景です。

一方、ゴールドマン・サックスのストラテジストは、来年のニューヨーク株式相場に慎重な見方を示しました。2015年と同様に、ほぼ横ばいになると予想しました。

弱気な見方は少なくありません。CNBCによりますと、シティグループのグローバル・ストラテジストは非常に慎重です。雇用コストの増加が企業の収益を圧迫、投資マインドが改善しない、景気に敏感な運輸関連指数が低迷、貴金属価格の低下、投資適格債券の利回りが再び低下している、そして、アメリカ株で運用するファンドから資金が流出していることの7つの理由をあげ、来年の株式投資判断を「中立」に引き下げました。65%の確率で景気後退する可能性がある予想したとしています。



 [DECEMBER 10, 2015]  No 031843309

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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