2分でわかるアメリカ

2015/11/26ビッグな祝日、マーケットは薄商い

昨夜、ロサンゼルスに戻りました。アメリカ行きの便は通常、どの行き先よりもセキュリティ・チェックが厳しく、パリの同時多発テロや10月31日のロシア航空機の墜落事故があった後なので、厳重なチェックを覚悟していました。しかし、羽田空港のチェックは普段通り。ロサンゼルス空港(LAX)も、普段通りでした。少し拍子抜けしました。ただ、混んでいました。サンクスギビングデー(感謝祭)ウィークだからです。

感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマスに移住したピルグリム・ファーザーズが最初の収穫を祝ったのが由来です。教会に感謝する宗教的な意味合いもありました。いまでは宗教的な意味合いはなく、家族や親族、友人が集まって食事会をする行事の日になっています。特にターキー(七面鳥)とカボチャのパイを食べる習慣があります。我が家でも毎年、七面鳥を妻が1日かけて料理します。作りすぎて、その後1週間かけて残りを食べるという年が続いています。今年も同じことを繰り返すことになりそうです。

大事な家族のイベントであるため、感謝祭の週は、離れて暮らす家族や親族に合流するための旅行客、家族連れが急増します。空、道路、鉄道、すべてが混みます。日本のお盆前後の帰省ラッシュに近いと思います(クリスマス前後は日本の年末年始に似ています)。娘の高校は5連休、妻の会社は今日半ドン、その後は4連休です。

AAAトラベルによりますと、感謝祭の前後に50マイル(約130キロ)以上移動するアメリカ人は4690万人の見通し。去年より30万人多く、2007年以来で最多です。ガソリン価格がここ数年で最も安いことも影響していると思いますが、景気が少し良くなっている可能性があります。

空で移動する人は360万人。前年比で0.1%増の見込みですが、財政健全化のため、国土安全省の検査官の数が2011年と比べ約5000人削減されたことが影響しているとみられ、主要都市の空港のセキュリティ・チェックには長い行列ができているとテレビが伝えています。

感謝祭の週に旅行するマーケット関係者も当然多くいます。このため、来週月曜日までは薄商いになるとみられます。感謝祭が終わると、クリスマス前のホリデームードが一段と高まります。



[NOVEMBER 25, 2015]  No 031843298

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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