2分でわかるアメリカ

2015/07/292024ロサンゼルス五輪?

米国オリンピック委員会(USOC)は27日、2020東京オリンピックの次の夏季大会の招致に名乗りをあげていたボストンが立候補を取りやめたことを明らかにしました。市民の支持が得られなかったことが直接の背景です。

これを受けて、ロサンゼルスが候補になる可能性が高まりました。ロサンゼルスのガルセッティ市長は立候補に意欲をみせていましたが、今年1月にUSOCがボストンを唯一のアメリカの候補地として推すことを決めた背景があります。

ガルセッティ市長は27日、「ロサンゼルスがオリンピックの開催地として理想的であることを引き続き確信している」との声明を発表、誘致に意欲を示しました。アメリカのメディアは、ボストンに代わってロサンゼルスが2024夏季大会の候補地になりそうだと報じました。

2024年の夏季大会には、パリ、ローマ、ハンブルク、そしてブタペストのヨーロッパ4都市が立候補を表明しています。ロサンゼルスがこれに加わる可能性が高まりました。

ところで、2022年の冬季大会について、ノルウェーのオスロが最近、立候補を取り下げました。これにより、残った候補地は中国の北京とカザフスタンのアルマトイの2都市だけになりました。コストがかかりすぎる、見合うだけの経済的恩恵がないと判断、オスロの前にも多くの都市が立候補を見合わせました。オスロは、国際オリンピック委員会(IOC)による立候補のための要求が多すぎるとしています。

FIFAの金権体質が世界的な社会問題になり、2018年と2022年のワールドカップの開催地選びが困難に直面しています。IOCは、FIFA事件を受けガバナンスを強化しています。

ロサンゼルスでは、1932年と1984年に夏のオリンピックが開催されています。このうち、1984年の大会は当時の日本円換算で400億円の黒字が出たとされ、「大成功だった」と評価されています。過去に3度オリンピックが開催されたのはロンドンだけですが、ロサンゼルスがそれに続くか注目です。夏季大会の開催地は2017年に決まります。

 
[July 28 2015]  No 031843215

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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