2分でわかるアメリカ

2015/07/14オークランドでも爆買いしていた

シドニーから、ニュージーランド最大の都市オークランドに移動しました。3時間のフライト。25年ぶりの訪問です。

空港のパスポート・コントロールで15分ほど待ちました。2人の検査官の背後に巨大な電子掲示板がありました。3つの画面が10秒毎に切り替わるのですが、1つは中国建設銀行が発行するクレジットカードの広告、2つ目は中国のサプリの広告でした。検査官の1人はアジア系。なんとも言えない不思議な光景でした。

ホテルにチェックイン。従業員は全員アジア系でした。まだ明るかったので、繁華街のクィーン・ストリートを歩きました。前回の訪問時と同様に人は少なめでしたが、歩いている人の80%程度がアジア系に変わっていました。ほとんどが中国人。マオリ人とヒップホップダンスを踊っている中国人の若物が目を引きました。見物客は中国人と韓国人か。写真で撮ったのですが、ANZ(オーストラリア・ニュージランド銀行)の看板がなければ、香港で撮影したと言っても誰も驚かないと思います。白人の割合は、六本木ミッドタウンより少ないかもしれません。

中国人投資家の「住宅爆買い」がいま、オークランドで議論になっています。「ウィークエンド・ヘラルド」に野党の労働党がリークしたデータがきっかけです。今年2月から4月のオークランド市内の不動産取引の39.5%が中国人によるものだったことを示すデータ。さらに続きがあります。ニュージーランド・ヘラルドは13日、大手不動産会社社員の匿名の情報として、5月のオークランドの不動産購入者の90%が中国人だったと伝えました。オーストラリアのシドニーでも中国人が不動産を買い漁っていますが、オークランドは街の規模が小さいだけに「爆買い」が非常に目立ちます。

オークランドのシンボルの一つ、スカイ・タワー。高さ328メートルで、南半球で最も高い建造物です。展望台のほか、ホテル、レストラン、カジノがある複合施設。ちょっと覗いてみると、「マカオ化」していました。

中国の株式相場が個人投資家の売りなどで不安定になると、ニュージーランドドルが下げる傾向があります。訪問初日にその理由が理解できた気がしました。

 
[July 13 2015]  No 031843205

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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