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2015/06/02データに揺れる「株安の6月」

きょうから6月です。「Sell in May」という格言があるほど、5月の株式相場は売られる傾向があるとされていますが、 歴史的には5月より6月の方が株安になる傾向があります。

過去10年では、6月の3つの主要な株式指標がいずれも下落するパターンが多かったとCNBCが伝えました。ダウは、過去10年のうち8回下落、平均下落率は1.6%でした。S&P500は、過去10年のうち6回下落、平均で1.6%値を下げています。また、ナスダックは、過去10年のうち7回下落、下落率の平均は0.9%でした。

S&Pのセクター別では、公共株とエネルギー株が唯一6月に上昇していますが、産業株と素材株は大幅に下げています。景気に敏感な銘柄が売られる傾向が強いことを示しています。景気を巡る思惑が相場に影響しています。

今年も景気が6月の最大のテーマです。去年までと少し違うのは、FRBの利上げ時期を占う上での経済指標が注目されている点です。第1四半期がマイナス成長になったため、当初予想された6月の利上げはないという見方がコンセンサスになっています。しかし、FRBが利上げに踏み切るのが9月なのか、12月なのか、それとも来年に持ち越しなのかは見方が分かれています。FRB高官は「経済指標次第だ」と繰り返しています。

今週1週間は特に重要です。5日金曜日の雇用統計をはじめ重要な経済指標が相次いで発表されます。1日に発表された指標はまちまちでした。5月のISM製造業景気指数と4月の建設支出は強めでしたが、4月の消費支出は弱めでした。PCEコア物価指数は小幅な上昇にとどまり、インフレ圧力の弱さを示しました。

6月に発表される経済指標は、株式相場だけではなく、債券相場、そしてドル相場にも大きく影響することが予想されます。今週のデータ、そして中旬に開催されるFOMCの声明が当面の相場の方向を決める可能性があります。

 
[June 01, 2015]  No 031843175

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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