2分でわかるアメリカ

2015/05/06CEOが美女かイケメン、株価上がる

株価の振れが大きくなっています。アメリカを代表する30社の株価の動きを示すダウ指数が3桁動く日が多いです。株価は企業業績に左右されますが、FRBの利上げのタイミングを読みきれないでいることを背景に不安定になっている可能性があります。「Sell in May(5月に売れ)」という格言があるように、歴史的に5月は株式相場が弱いことが多いのですが、今年はどうでしょうか。

ところで、少し前のことですが、アメリカの公共放送PBSのニュース番組で興味深いレポートがありました。韓国の成均館大学校の教授によるボストンでの プレゼンテーションを取り上げたものです。

教授はまず、2012年にリリースされた歌手PSY(サイ)のヒット曲「Gangnam Style(江南スタイル)」の株価への影響を紹介しました。YouTubeのアクセス数が20億回を超え、欧米各国のヒットチャートで1位になった大ヒット曲で、乗馬を真似たダンスが世界的ブームを巻き起こしました。注目したのは、韓国の半導体会社DIコープの株価。曲のヒットを受け、株価が800%上昇しました。画期的な製品の開発に成功したからではなく、CEOが「PSYのお父さん」だったからです。株価は、常識では説明できない動きを示すことあることを示したものです。

次に教授は、アメリカのCNBCを取り上げました。ウォール街や投資家に人気の経済チャンネルですが、出演した7000人のCEOと株価の関係を調べました。その結果、CEOが出演した当日は株価が大幅に上昇したことがわかりました。ニュース性がなくても、株価があがりました。しかし、その後の10日間で下落、株価は出演前の水準に戻ったと説明しました。

株価は、CEOがイケメンもしくは美人だと上昇率が高いこともわかりました。甘いルックスのテスラ・モーターズのイーロン・ムスクCEOが出演するとテスラ株は急上昇しました。また、「美しすぎるCEO」と呼ばれるヤフーのマリッサ・メイヤーCEOがファッション誌ヴォーグに写真が掲載された号の発売日、ヤフー株が1.25%上昇しました。

ちなみに、アナフェイス・ドットコムによる顔分析によりますと、マリッサ・メイヤーCEOの顔は10ポイント中8.45ポイントで、アンジョリーナ・ジョリーとほぼ同じ水準の美形だということです。


 
[May 05 2015]  No 031843156

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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