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2015/03/14「お金持ちの掟76」スピード違反で罰金696万円

ヨーロッパの一部の国、特に北欧では、スピード違反の罰金額は収入に応じて決まります。所得が多ければ多いほど、罰金が高くなる仕組み。フィンランドもオーバーしたスピードではなく、年収によって罰金が高くなったり、低くなったりします。

フィンランドのビジネスマン、レイマ・クスラ氏が今月はじめ、制限速度80キロの道路を103キロで走行して地元の警察に捕まりました。23キロのオーバー。2014年の所得申告はまだなので、2013年の申告を警察が確認したこところ、650万ユーロ(約8億3850円)の所得がありました。罰金は5万4000ユーロ(約696万円)でした。クラス氏がどんなに驚いたことか。

クスラ氏は「10年前に、海外移住を真剣に検討するなんて考えてもいなかった」とフェイスブックに投稿しました。地元の新聞が最初に報じ、BBCなどが伝えました。

フェイスブックなどソーシャル・メディアで大きな反響を呼びました。クスラ氏に同情するのは少数派、ほとんどは「違反したことを反省すべきだ」などとコメントしています。

BBCによりますと、2002年に携帯電話会社ノキアの幹部が11万6000ユーロ(約1496万円)の罰金を払いました。ノキアの幹部は、ハーレー・ダビッドソンのオートバイでスピード違反しました。年収は1400万ユーロ(約18億円)だったそうです。収入も罰金もスケールが大きい。

調べてみると、上には上がありました。ドイツではスピード違反罰金の過去最高額は160万ドル(約1億9360万円)だとCNBCが伝えています。2010年には、スイスでフェラーリを運転していた2000万ドル(約24億円)の個人資産を持つお金持ちが、29万ドル(約3509万円)のスピード違反チケットを切られたそうです。

所得に応じて罰金を科すことは、資産家にも制限速度を遵守させるという狙い、そして財政を助けるという2つの意味があるように思います。


[March 13, 2015]  No 01056578



    


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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