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2015/03/10アップルのダウ採用

アメリカや日本、ヨーロッパ、中国などで来月24日に発売する、アップルウォッチの詳細を発表するイベントがサンフランシスコで開かれました。アップルの企業としての注目度は、ハイテクというセグメントだけではなく、世界のどの企業より高いため、今日から明日にかけて世界中のメディアが「アップルウォッチ」を取り上げることは明らかです。「18Kウォッチは凄い」とか「広がらないウェアラブルを変えるか」など。アップルは、アメリカのほか、台湾、中国、韓国、そして日本の部品メーカーを支えていますが、メディアの編集者をも助けていると言えます。

アップルについては、ダウ工業30種平均の指数委員会のメンバーも注目していました。The Wall Street JournalとS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズの代表者からなる委員会は先週、今月18日の取引終了後にアップルを構成銘柄に組み入れ、AT&Tを除外すると発表しました。

アップルの組み入れは去年から噂されていました。アップルが去年6月9日に1株を7株にする株式分割を実施したことにより、ダウ指数組み入れの全ての条件が整ったためです。

The Wall Street Journalは、アップルのダウ採用が去年の株式分割時だったら、現在の指数は1万9000ドルに迫っていたと伝えています。9日のダウは上昇しましたが、まだ1万8000ドルを下回った水準。アップル株は年初から15%上昇、時価総額は約7400億ドル(約89兆円)と世界最大です。

アップルのダウ指数での比重は4.7%になるそうです。S&P500より少し大きい比重。ただ、ナスダック総合指数の10%よりは大幅に低い比重です。時価総額が大きいアップル株の動きはナスダック総合指数に大きく影響しますが、ダウへの影響はS&P500とほぼ同じになります。これが時代にあっているかどうか、全体の株価の動きを正確に表しているかどうかは意見が別れるところです。

Reutersは、ダウ指数は、経済構造がずっと単純でコンピュータなどなかった時代から引き継がれていて「時代遅れ」とした上で、アップル採用で延命をはかったとするコラムを掲載しました。

 
[March 09, 2015]  No 01056574

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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