2分でわかるアメリカ

2010/08/12話題のコンブチャは昆布茶ではなかった

アメリカでコンブチャ(KOMBUCHA)という飲料が話題を集めています。

コンブチャとは紅茶キノコのことで、20世紀にロシアなどで流行した飲料のことです。アメリカでは中国の飲料とされ、肌や髪をスムーズにし、癌の防止にもなると信じられています。

僕はずっと「昆布茶」のことだと思っていたのですが、最近、それが別の飲料であり、歴史のどこかで日本の「昆布茶」と混同されてしまっていることに気づきました
 
なぜ、このコンブチャが話題になっているかというと、アルコール中毒で逮捕され、その後の保護観察期間中の義務を怠ったことで収監された有名女優のリンジー・ローハン(先週、服役を終えました)が愛飲していたからです。

リンジーさんが飲んでいたのは、ミレニアムという会社が販売しているG.T.コンブチャです。このコンブチャの中のアルコール度が0.5%以上になる可能性があることが判明、リンジーさんのアルコール中毒症と関連があるかも、という議論が起こったのです。

これを受けて、全米にオーガニック食品のスーパーを展開するホールフーズは、売り場からコンブチャを外しました。ミレニアムやコンブチャを販売しているメーカーは大打撃です。

コンブチャのアルコール度が、どういう場面で上昇するのか詳しく分っておらず、スーパーの売り場に復活するのには、まだ時間がかかりそうです。

リンジー・ローハンさんは、数々のスキャンダルや今回の禁固刑で世間を騒がせました。本人は反省していて、現在はリハビリセンターで復帰を目指しています。でも、愛飲していた「健康飲料」が、自分のせいで買えなくなったことまでは知らないでしょうね。

[August 11, 2010] No 010225

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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