2分でわかるアメリカ

2014/12/24ハワイの日本人3分類

ホノルルマラソンの後、12月26日ぐらいまでは、ハワイを訪れる日本人が少ないと聞きました。 実際に、ワイキキやアラモアナ・ショッピング・センターには、去年と比べ日本人が少ないように感じました。クリスマス休暇に入った白人が目立ちます。といってもハワイには日本人が多い。特にハワイ最大の島、オアフでは、どこに行っても日本人に遭います。

ハワイの日本人は、大雑把に3つに分類できます。まず、日系アメリカ人。ローカルのテレビニュースのアンカーは、ほとんどが日本の姓がついています。フォックス系のKHON2の夜6時のニュースの女性アンカーは日系、天気担当も日系、スポーツ担当だけが白人でした。ハワイ選出の上院議員の2人のうち1人は福島県生まれのMazie Hirono氏。そして、連邦下院議員の1人も日系です。国勢調査局の統計では、ハワイ州の人口は136万人、その13.6%を日系が占めます。混血を含めると日系人口は31万人、約22%に達します。

2つ目に分類できるのが、在ホノルル日本領事館に登録されている「在留邦人」です。役所的な名称ですが、1万8529人います。内訳は、駐在や留学の長期滞在者が6402人、グリーンカードを持つ日本人が1万2127人。2011年10月時点の統計ですが、大きな変化はないとみられます。最初のグループの母国語が英語であるのに対し、このグループの母国語は日本語です。

最後が日本人観光客。ハワイ州観光局の調査では、年145万人の日本人が観光でハワイを訪れます。ハワイの観光客数全体は約800万人ですが、その約18%を占めます。意外に少ないように思えますが、外国人観光客の中では群を抜いています。ただ、1990年台後半には日本人観光客が200万人を超えていたので、3割近く減った計算です。

ダイヤモンドヘッド近くにあるホテルのカフェで朝食を取っていて気づいたことがあります。日本人観光客の多くが、白、グレー、そして紺の3色のいずれかの洋服を来ていることです。そういう自分も、薄いグレーのTシャツとブルージーンズでした。対照的に、カフェにいた白人は、華やかな色の洋服を着ていて、統一感はなく、個性的でした。このカフェは、「エッグ・ベネディクト」の朝食が有名なのですが、日本人は全員それを食べていました

日本人観光客のほとんどは、ワイキキのホテルやコンドミニアムに滞在します。ハワイに長期滞在している知人によりますと、「在留邦人」のほとんどもワイキキから隣のアラモアナ地区に住んでいます。この狭い地域が「日本人村」になっていて、ローカル人があまり立ち寄らない特殊なエリアになっています。

親しい公認会計士は、「日本人村」の中心ワイキキにある高級ブランド店の売上が「過去2年で4割減った」と話しています。確認することはできませんが、円安の影響を受けていることは間違いないようです。アベノミクスで円相場が78円から120円に短期間で急落したため、「日本人村」の人口が減少しそうです。

ハワイのきょうの天気は、曇りのち雨です。

 
 [December 23, 2014]  No 01056520 

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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