2分でわかるアメリカ

2014/12/13「お金持ちの掟64」2015年の見方”資産家編“

100万ドル(約1億2000万円)以上を投資しているアメリカの資産家500人を対象にしたCNBCの調査で、来年2015年の株式相場を楽観視している人が半数いる反面、悲観的にみている人も少数ですがいて、見方が分かれました。

調査によりますと、48%のお金持ちが、アメリカの株式相場のベンチマークとなっているS&P500が来年5〜10%上昇すると答えました。資産が大きいほど強気で、投資資産が500万ドル(約6億円)超のお金持ちの21%は、来年株価が10〜15%上がると予想しました。一方で、4%のお金持ちはS&P500が来年10〜15%下落すると答えました。3月に実施した調査と比べ、弱気派が倍増しました。

お金持ちは何に投資するか。セクター別では、テクノロジー株、金融株、エネルギー株が多く、逆に素材株や日用生活品株は不人気でした。大手のVanguard やFidelityなどが運用するローコストで、幅広い銘柄をカバーしたミューチュアル・ファンドに投資すると答えた人が多く、お金持ちが株式投資に「コンサバ(保守的)」であることがわかります。CNBCは「つまらない投資」と表現しています。

個別株では、一番人気は「アップル」でした。時価総額が世界最大のアップルは、ボラティリティが高いテクノロジー株の中で最も安定しているとみられています。CNBCの調査でわかったのですが、アンケートに答えたお金持ちの75%がアップルのユーザーでした。約半数が1つから3つのアップル製品を持ち、2%は11以上ものアップル製品を所有していました。ウィンドウズやアンドロイドではなく、お金持ちは明らかに「アップル好き」

マックブックエアやiPadでチャートを見ながら、アップルをはじめテクノロジーや金融の大手企業の株式に投資する、コンサバなミューチュアル・ファンドに多めに投資する、年に5〜10%を投資で増やすことを目指す。アメリカのお金持ちの平均像が浮かびます。

 [December 12, 2014]  No 01056513

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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