2分でわかるアメリカ

2014/12/12不満足なクルマ、あのメーカーが3車種も

クルマを購入する際に、アメリカ人が最も参考にするとされるコンシュマー・リポーツ。広告をとらず、バイアスなく公平に評価するため、信頼性が高い雑誌です。最新の1月号は、オーナーの満足度が最も低いクルマを取り上げました。高評価もしくは満足度が高いクルマの特集はよくありますが、「嫌われるクルマ」の特集は珍しいです。

コンシュマー・リポーツは、クルマを購入してから1年から3年のオーナー35万人を対象に調査しました。クルマの信頼性ではなく、燃費効率、スタイル、カーゴのスペース、装備、メンテナンスと修理のコスト、運転したフィーリングなどを総合的に評価したもので、全体では70%のオーナーが満足しているという結果が出ました。しかし、「不満足」とされる50ポイント未満が6車ありました。

50ポイントを割ったのは、普通車3車、SUV3車の合計6車種です。普通車は、日産のベルサ(日本名はティーダ)、キア自動車のリオ、そして日産のセントラ(北米を中心に販売されている小型セダン)です。

一方、SUVは、クライスラーのジープ・コンパス、日産のパスファインダー(日産の海外専用車種)、そしてヒュンダイのタクソンです。日産が3車種、韓国メーカーが2車種入っています。アメリカのメーカーは1車種のみ。満足度42%と最悪だったのが日産のベルサでした。コンシュマー・リポーツは影響力が強いだけに、日産社内で大きな議論を呼んでいると想像します。

コンシュマー・リポーツは、電気自動車のテスラ・モーターズのモデルSのオーナーの満足度が98%と最も高かったとしています。そして、電気自動車のほか、ハイブリッドやディーゼルなどの燃料効率が高いクルマ、スポーツカー、高級車のオーナーの満足度が全体的に高かったとしています。

 
[December 11, 2014]  No 01056512

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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