2分でわかるアメリカ

2014/11/12月20回も価格変更、いつ買うのが得か

アメリカでは、月末の週末にクルマを買うと最も安く買えるといわれています。セールスマンや店長が月間ノルマを達成するため、月末、特に訪問客が多い月末の週末に大幅な値引きをすることが多いからです。「年末の月末の週末はもっと良い」。クルマを安く買うことにこだわる友人が教えてくれました。9月から10月にかけて次の年度の新型車が入荷、在庫を売りつくす必要があること、そして、年間ノルマとボーナスへの影響があるため、大胆な割引をするということです。

一方、航空券は毎月1日に買うのが安いと聞きました。航空券は、混み具合によって、値段が頻繁に変わることで知られています。航空券とホテルは早く予約すればするほど、有利な条件が得られるという経験則がありますが、状況次第で安くなることもあります。

アメリカでは、今月27日木曜日の感謝祭の翌日「ブラックフライデー」から本格的な年末商戦がはじまります。うちの娘も含めて、大幅な値引きを待っている人が多いのですが、「セール」は既にはじまっています。

The Wall Street Journalは、「クリスマス・セール・トラッカー」と呼ばれるツールを導入、今年の年末商戦で目玉になると予想される10品目のオンライン上での価格動向を1時間ごとにチェックしています。12月31日まで続けるそうなので、今後の参考になりそうです。

今年の目玉商品の1つにジョーボーン(Jawbone)の最新機「アップ・トゥエンティー・フォー(UP24)」があります。リストバンド型デバイスで、睡眠や運動、食事のパターンを蓄積、分析することで生活改善に役立つとされています。アップルストアや家電量販店などで人気です。The Wall Street Journalによりますと、ジョーボーンは先月1ヶ月間で20回も価格が変わったそうです。小売最大手ウォルマートのサイトでは、108ドル86セントから124ドル31セントの間を行ったり来たりしました。小売大手シアーズでは、火曜日と金曜日の午前中だけ149ドルになり、それ以外は124ドル10セントでした。小売各社がテスト・マーケッティングをしている可能性があります。

ソフト大手のアドビ・システムズの分析では、昨年は、感謝祭のあった週のうち26日と12月1日を除く全ての日と、クリスマスの12月25日と28日の値引率が20-25%と最も高かったという結果でした。ちなみに、以上はアメリカだけの話です。日本は別の値引きのストーリーがあると思います。

 
[NOVEMBER 11, 2014]  No 01056490    

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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