2分でわかるアメリカ

2014/11/0511月の米株式相場は

先月10月は、歴史的に株式相場が軟調になるとウォール街でいわれています。しかし、最後の2週間でニューヨーク株式相場が持ち直し、ダウとS&P500は過去最高値で10月を終えました。

11月はどうか。過去20年では、1年で2番目にパフォーマンスが良い月。ちなみに、歴史的に最も株式相場が強い月は4月です。1950年からのデータでは、下半期で最も株価が上昇するのは11月です。ウォール街では、値動きが激しいテクノロジー株を「Buy in November and Sell in May (11 月に買い、5月に売れ)」との格言があります。多くの企業が年度始めにあたる1-3月期に設備投資でコンピュータなどを買うため、その動きを先取りするという見通しからきています。

ただ、今年10月と同様に、歴史が繰り返されない可能性があります。USA Todayが注意するべき5つの点をあげています。株式相場は、外国為替相場などにも影響するため、参考になります。

まず、リスク・ファクター。去年と比べ、FRBが量的緩和を実施せず、利上げ時期が焦点になっていること。そして、きょう4日の中間選挙。さらに、「イスラム国」が絡む中東情勢などの地政学リスクが相場の不安定要因になる可能性があると指摘しています。

11月の株式市場では季節的に、消費関連、鉱業、素材など景気に敏感な株が堅調になるとしています。歴史的には、中間選挙の年は、その傾向がより強いとしています。

それ以外に、格言ではテクノロジー株が強いとされるが、今年は既に高くなっていること、6月から約20%下がったガソリン価格がどう影響するかが注目だとUSA Todayが指摘しました。中国の電子商取引最大手アリババの決算も注目だとしていますが、こちらは利益が予想と一致、売上高は予想を上回る好決算でした。

 
[NOVEMBER 04,2014]  No 01056485    

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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