2分でわかるアメリカ

2014/11/01「お金持ちの掟59」ビリオネアは毎月いくらつかう?

豪邸、フェラーリ、プライベート・ジェット。ビリオネア(資産が約1110億円を超す個人)の漠然としたイメージです。でも、実際に、どのようにお金を使っているかは、あまり知られていません。富豪を専門に取材しているCNBCのロバート・フランク記者がそのヒントを伝えました。以下はレポートの要約です。

サム・ウェイル氏はビリオネアでした。フォーブスによりますと、個人資産は11億ドル(約1221億円)に達しました。過去形なのは、不適切な株取引で有罪となり、個人破産の適用を裁判所に申請したからです。ウェイル氏は、「マイケルズ」という小物小売りチェーンなどの買収やソフトウェア会社の起業などで財を築きました。投資家であり起業家です。

裁判所に提出された資料によりますと、ウェイル氏は、プールや庭の維持費として毎月2200ドル(約24万4200円)、食料品に2000ドル(約22万2000円)を遣っていました。そして、2人のアシスタントに合計で月3万2000ドル(約355万2000円)を支払っていました。ウェイル氏は、本を数冊執筆していましたが、アシスタントはそのサポート役でした。ゴーストライターかもしれません。アシスタントとお手伝いさんへの給与の合計は、年52万3345ドル(約5809万円)でした。

さらに、妻が経営している書店のローンが月2万9000ドル(約321万9000円)、家族や友人のための出費が月7000ドル(約77万7000円)、事務所経費として月10万ドル(約1110万円)を拠出していました。

ウェイル氏は過去10年で4億5000万ドル(約499億円)をつかいました。毎月375万ドル(約4億1625万円)つかっていた計算になります。

もう1人。ヘッジファンド業で富を築いたケン・グリフィン夫妻のケース。こちらも個人破産の適用を申請、裁判所の資料でお金の遣い方が明らかになりました。月収は4000万ドル(約44億4000万円)あり、シカゴ、アスペン、ハワイ、マイアミビーチ、そしてニューヨークに豪邸を持っていました。家族は、プライベート・ジェット2機を自由に使い、ヘリコプターも頻繁に利用していました。洋服はオートクチュールでした。アシスタント、セキュリティ、家政婦を多数雇っていました。

あり余るお金を手にして豪華な暮らしを続ける。しかし、どこかのタイミングで制御できなくなったのではないかと想像します。
 
[OCTOBER 31,2014]  No 01056483

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.12.15 更新トランプ大統領、任期全うできるか12月9日からの1週間は、トランプ大統領にとって就任以来で最悪の週だった。ワシントンポストのコラムニストが伝えました。確かに、トランプ大統領に打撃となるニュース…
  • 2018.12.14 更新アメリカのガラパゴス日本に帰国する際は非接触型ICカードを使っています。JR東日本のSuicaや首都圏の地下鉄やバスで利用できるPASMO。コンビニや自販機でも使えて便利だと思いま…
  • 2018.12.13 更新FRBの利上げけん制、最後のプッシュアメリカのトランプ大統領が11日、ロイターのインタビューを受けました。ウォール街で話題に。金融情報に強い通信社による単独インタビューのため、慎重に準備したことが…
  • 2018.12.12 更新ホワイトハウスの重要ポスト先週末まで、「ホームランド」をアマゾンプライム・ビデオで毎日観ました。2011年から放送されているCIAエージェントのテロリストとの戦いを描いたテレビドラマで8…
  • 2018.12.11 更新中国がiPhone差し止め、微妙なタイミング中国の福建省福州の裁判所が、特許侵害をめぐるクアルコムとの訴訟に関し、アップルのiPhoneの輸入と販売を差し止める仮処分を下したことが明らかになりました。クア…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ