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2014/10/22バケーション・レンタルが合法へ

去年末、バケーション・レンタルのサイトでハワイのコンドミニアムを予約しました。日本人観光客が多いワイキキのホテルは高いし、予約がとりにくい。ホテルより3割から5割程度安い値段で借りることができました。カリフォルニア在住のオーナーとはメールのやり取りだけ。はじめて使ったのですが、予想以上に良かったです。得した気分でした。

バケーション・レンタルとは、一軒家やアパート、コンドミニアムをオーナーから短期間借りることです。複数の物件紹介サイトがあります。例えばサンタモニカには、一泊100ドルのアパートから3万ドルの豪邸まで数多くの選択肢があります。値段が安く、しかも生活に必要なものが全てそろっているため、家族旅行には最適です。出張で使う人も少なくありません。オーナーにとっては、1か月3000ドルで貸すより、1泊200ドル=月6000ドルで貸した方が儲かる。サイト運営会社に手数料を支払っても収入が大幅に増えるメリットがあります。

バケーション・レンタルの代表的な会社がAirbnbです。サンフランシスコで6年前に起業した会社で急成長しました。当然ながら宿泊客を奪われたホテル業界は猛反発。非合法であり、ホテルにかかる特別税も納めていないと主張しました。

Airbnbとホテル業界の紛争が長く続いていたのですが、ようやく決着しそうです。サンフランシスコ議会はきょう午後、オーナーが住宅を短期間貸し出すことを賛成多数で合法化する見込みです。年の大半を居住していること、50万ドルの保険をかけること、貸し出しは90日以内であることが条件です。さらに、14.5%のホテル税を納めることも義務づけられます。来年2月から法が施行される見通しです。

合法化により、Airbnbの価格が上がることになりそうですが、それでもホテルよりまだまだ安い。 サンフランシスコでは現在、Airbnbで約5000の部屋が貸し出されていますが、合法化により留守の間に自宅を貸し出すオーナーがさらに増える可能性があります。

バケーション・レンタルの合法化の動きは、全米に広がりそうです。次はロサンゼルス議会が動く可能性があります。インターネットの出現でホテルの価格が安くなったとされていますが、バケーション・レンタルの成長で、さらに価格競争が激しくなりそうです。
 


 [OCTOBER 21,2014]  No 0105645

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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