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2014/10/08「イスラム国」で戦闘画策、欧米は100人単位

日本の警視庁公安部が6日、国際社会の批判が高まるイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国(ISIS)」に外国人戦闘員として加わろうとした北大生の関係先などを捜索しました。かつて日本赤軍が中東を拠点にテロ活動をしたほか、自衛隊出身者らがフランスの外国人部隊に雇い兵として参加したことがありましたが、「イスラム国」に日本人が関与していたことは衝撃でした。

「イスラム国」の外国人戦闘員に参加する動きは、欧米では100人単位で確認されています。警視庁公安部が北大生の容疑者宅などを捜索した同じ日、アメリカのシカゴ空港では19歳の容疑者が逮捕されました。オーストラリアのウィーンを経由してトルコのイスタンブールに入り、そこからシリアに入国し戦闘員として加わる計画でした。FBIによると、少なくとも12人のアメリカ人がシリアで「イスラム国」の一員として戦闘に参加しています。また、シリアやイラクへ渡航し「イスラム国」に加わることを計画、もしくは帰国して逮捕されたアメリカ人は100人を超えています。

The New York Timesによりますと、アメリカ国防省は、少なくとも50カ国から1万2000人の戦闘員がシリアに渡り、「イスラム国」を含む数多くのグループに加わったとみています。イギリスをはじめヨーロッパからの参加者が多く、アジア太平洋地区からも約1000人が「イスラム国」の戦闘員になったとされています。

「イスラム国」に参加するきっかけになっているのは、ソーシャルメディアだとされています。世界各国に「イスラム国」関係者がいるとされ、ソーシャルメディアを使って積極的に志願兵を勧誘しているとみられます。積極的に資金を集めている可能性もあります。北大生は、秋葉原の古書店の求人で渡航を図ったと伝えられ、幅広く志願兵を求めていることがわかります。

「イスラム国」の問題は「遠い国のこと」として、日本人の関心は低いように思います。北大生の渡航計画は、氷山の一角の可能性もあります。「イスラム国」の問題は、日本人にとっても無関係ではいられなくなりました。
 
 
 [OCTOBER 07, 2014]  No 0105635

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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