2分でわかるアメリカ

2014/09/26iPhoneとポケットと電子レンジ

先週金曜日にiPhone6をアップルストアで入手しました。下取りに出したiPhone5と比べ、電話の音声が明瞭、バッテリーが長持ち、カメラの機能が向上、想像以上に軽く、画面も大きすぎずちょうどいい。注目されているアップル・ペイの機能はまだですが、個人的にはおすすめです。

iPhone6と同時に発売された「ファブレット」のiPhone6 Plusは個人的に大きすぎると思うのですが、アメリカではいまも3-4週間待ち。アップルの狙い通り大ヒットしたiPhone6 Plusですが、意外な弱点があることがわかりました。ポケットなどにいれて持ち歩くと、曲がる可能性があることがわかったのです。

アンボックス・セラピーというブログが実験、YouTubeで公開しました。 http://bit.ly/ZciOjL ホストのルイス・ヒルセンテガーさんが両手の親指で「グゥー」と押すと、iPhone6 Plusは確かに曲がりました。

ビデオの中でルイスさんは、「残念なことに、手の圧力で大きく曲がった。アルミニウムで出来ていて、圧力をかけると曲がってしまう」とコメントしています。ビデオは、大手メディアが取り上げた影響もあり、大きな反響を呼びました。アクセス数は2日間で2000万を超えました。マーケット・ウォッチは、これがiPhone6 Plusの販売に影響するか、もしくは次の世代の開発に影響するかは不明だとしています。いずれにせよ、ズボンのポケット、特に細身のジーンズのポケットに入れない方が良さそうです。

それにしても、入手したばかりのiPhone6 Plusを試すとは、勇気のある実験だと思いました。もったいなくて普通は出来ません。使わなくなったiPhone5なら、と考える人もいました。iPhone5の耐久テストを電子レンジで実施した映像がYouTubeで公開されました。 http://bit.ly/1xnCsr6 電子レンジのスイッチをいれた直後にiPhone5は火を吹きました。スクリーンのガラスは割れ、ホームボタンはジェリー状になっていました。

25日のニューヨーク株式市場でアップル株が大幅に下落しました。「曲がる」と「電子レンジ」が影響したのかと一瞬思ったのですが、懸念材料は別にありました。iPhone6に搭載された新OSに不具合が出たことが嫌気されたのです。今後数日でバグを修正した「iOS8.0.2」をリリースするとアップルが発表しました。
 
 
[SEPTEMBER 25, 2014]  No 0105626

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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