2分でわかるアメリカ

2010/07/31べガスのクールなホット戦力


もう一年以上行っていないのですが、去年までは毎年夏はラスベガスに行っていました。ラスベガスの夏は、気温が摂氏40度ぐらいまであがるため、オフシーズンです。つまり、宿泊料金が安いのです。


当然ですが、世界的な不況はラスベガスにも大きな影響を与えています。不動産バブルが崩壊、高級コンドは最低でも30%オフ。カジノホテルは売り上げが落ちたことで、あらゆる手段で客を呼び寄せようとしています。
 

5スターのマンダリン・ベイは2泊まで無料、最新の高級ホテルのアライアは1泊75ドル(約6500円)。

ラスベガスには、日本人を含め世界中、そして全米中から観光客が来るのですが、ドル箱はロサンゼルスの住民です。飛行機で40分、クルマでも4時間ほどで行けるため、週末のリピーターが多いのです。一度、メールを登録すると割引情報が毎週送られてきます。

それでも、景気があまりにも悪いので、観光客は増えません。そこで、各ホテルは新しい戦略に出ました。

それはプールです。ハードロック・カフェ・ホテルが2つのプールを新設。プール・パーティーを金・土・日に開催はじめ若者の人気を集めたのです。ウェスト・ハリウッドのクラブのようにDJがヒップ・ホップで盛り上げ、水着で踊ったり飲んだり。人気に便乗しようと、高級ホテルのアンコアがプール・クラブを設置、トロピカーナも1億2500万ドルを投じてプールを拡張しました。

ロサンゼルスからの客の多くが日曜日にチェックアウトするため、日曜日の午後は、宿泊客以外の人もプール・クラブを利用できます。一部ではヌーディスト・クラブをはじめるなど、ちょっとやり過ぎるところもあるのですが、作戦は大成功。日曜日や平日も客が増えました。ハードロック・カフェのプール・パーティーには、日曜日も13000人が来るそうです。

夏のラスベガスは、猛暑の枯れた街からパーティー・シティに生まれ変わろうとしています。でも、プールが楽しすぎて、カジノやショー、レストランにお金を落としているのかどうかは不明です。

[July 30, 2010] No 010216

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.12.15 更新トランプ大統領、任期全うできるか12月9日からの1週間は、トランプ大統領にとって就任以来で最悪の週だった。ワシントンポストのコラムニストが伝えました。確かに、トランプ大統領に打撃となるニュース…
  • 2018.12.14 更新アメリカのガラパゴス日本に帰国する際は非接触型ICカードを使っています。JR東日本のSuicaや首都圏の地下鉄やバスで利用できるPASMO。コンビニや自販機でも使えて便利だと思いま…
  • 2018.12.13 更新FRBの利上げけん制、最後のプッシュアメリカのトランプ大統領が11日、ロイターのインタビューを受けました。ウォール街で話題に。金融情報に強い通信社による単独インタビューのため、慎重に準備したことが…
  • 2018.12.12 更新ホワイトハウスの重要ポスト先週末まで、「ホームランド」をアマゾンプライム・ビデオで毎日観ました。2011年から放送されているCIAエージェントのテロリストとの戦いを描いたテレビドラマで8…
  • 2018.12.11 更新中国がiPhone差し止め、微妙なタイミング中国の福建省福州の裁判所が、特許侵害をめぐるクアルコムとの訴訟に関し、アップルのiPhoneの輸入と販売を差し止める仮処分を下したことが明らかになりました。クア…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ