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2014/09/23バフェット氏は「ゴールド」が嫌い?

投資情報サイトのモントレー・フールが興味深い記事を掲載しましたのでご紹介します。「なぜウォーレン・バフェット氏は金(きん)を嫌うのか」と題された記事です。投資の神様と呼ばれるバークシャー・ハザウェイを率いるバフェット氏が、金への投資は意味がないと考えているという記事です。

記事は、バフェット氏の過去の言動を根拠にしています。1998年にハーバード大学で演説した際、バフェット氏は「アフリカのどこかで穴を掘り、溶解し、さらに別の穴を掘る。そして穴を埋めるだけだ」と語っています。また、2011年の株主への手紙では、金は生産性が低く、工業的な価値や装飾品としての価値も低いとして、金を買うことは投機だと主張しました。

バフェット氏の主張の背景のひとつに、金が野球場のフィールドに収まる量しかないことです。その金が、アメリカの全ての農地と世界で最も時価総額が高いエクソン・モービルの合計とほぼ同額で取引されているのは正常ではないとモントレー・フールは解説しています。

バフェット氏は「バリュー投資」で知られています。将来の成長を見越してシリコンバレーの企業などに投資するのではなく、金融や鉄道会社、飲料会社、チョコレート菓子などいわゆる「オールドエコノミー」で株式が安く取引されている企業を積極的に買い、現在の地位を築きました。いずれも、その企業が存在することで別の価値を生み出す企業、もしくは無くてはならない企業ばかりです。

多くの投資家はバフェット氏を尊敬していますが、必ずしも同じ投資をしているとは限りません。バフェット氏が見向きもしないフェイスブックやアリババが高値で取引されています。また、FRBを含め世界の中央銀行は、金本位制がなくなった今も、準備金として一定量の金塊を保管しています。

2011年にニューヨーク・マーカンタイル取引所で1900ドル台で取引されていた金先物相場は、現在1200ドル台前半で推移しています。いまの水準をバフェット氏がどう考えるか聞いてみたいです。
 
 
 [SEPTEMBER 22, 2014]  No 0105623

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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