2分でわかるアメリカ

2014/09/20「お金持ちの掟53」アジア富豪と日本のトップ

Financial Timesは、ソフトバンク創業者の孫正義氏が最もリッチな日本人になったと報じました。これまで日本人トップだったファーストリテーリングの柳井正氏を抜いたという記事です。

孫正義氏の資産を押し上げたのはアリババです。中国最大手の電子商取引会社アリババ・グループはきょう19日、ニューヨーク証券取引所で新規株式公開しました。調達した資金は2兆7000億円に達する過去最大規模。公募価格を大幅に上回る株価で取引され、時価総額は日本円で20兆円を超えました。ソフトバンクはアリババの約32%の株式を保有する筆頭株主、時価は5兆円を超えます。14年前に2000万ドル(現在のレートで約21億8000万円)をアリババに投資した孫正義氏の判断が大きな成果を結んだ日でした。孫正義氏はソフトバンクの約19%を保有しています。

もうひとつ。アップルはiPhone6とiPhone6Plusを日米などで発売しました。予想以上の人気で、これを好感してソフトバンク株が高水準で取引されています。孫正義氏は、故スティーブ・ジョブズ氏を自ら説得して初代iPhoneを独占販売したことで知られています。これがソフトバンクを成長させ、孫正義氏の資産を押し上げました。2014年09月19日は、孫正義氏にとって最良の日になったと言えます。

ブルームバーグのデータによりますと、孫正義氏の個人資産額は166億ドル(約1兆8090億円)です。想像できないほど巨額ですが、上には上がいます。アジアで最も裕福とされる李嘉誠(リカシン)氏は317億ドル(約3兆4500億円)と孫正義氏の倍近くの個人資産を持っています。アジアで断トツのトップであり、世界ランキングでもトップ10にはいる大富豪です。

中国広東省で生まれた李嘉誠氏は「香港フラワー」と呼ばれる造花で儲け、その資金で1958年に長江実業を創業しました。不動産開発で大成功、コングロマリットを築きました。東京の丸の内にあるパシフィック・センチュリー・プレイスは長江実業の傘下にあります。

孫正義氏はアジアで9番目のお金持ち。柳井氏は11位です。ちなみに、アリババの馬雲(ジャックマ)氏はアリババ上場でアジア4番目のビリオネアーに躍り出ました。凄いです。
 

[SEPTEMBER 19, 2014]  No 0105622









※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカがわかる)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ