2分でわかるアメリカ

2010/07/302012年滅亡説が影響?


モスクワの地下鉄は、東京の一部の都営線のように地下深くに駅があります。「シェルターになるから」とよく言われました。ドイツでは、実際に核シェルターに入ったことがあります。単なる薄暗い部屋なのですが、壁の厚さが印象的でした。  

USAトゥデイ紙は、「アメリカでシェルター人気が復活した」と伝えています。アメリカのシェルターは、映画やテレビでしか見たことがありませんが、ヨーロッパのより、少し広そうです。

テキサスのラジウス・エンジニアは、シェルターの老舗です。過去30年シェルターを販売しています。値段は40万ドル(約3500万円)から4100万ドル(約36億円)と高いのですが、最近の5年間、毎年、売上が倍増しているそうです。

ヴィヴォ(VIVO)という組織は、政府が持っていた1200平米の核シェルターを買い取り、カリフォルニアで販売しています。大人が5万ドル(約440万円)、子供は半額です。最近、問い合わせが増えています。

このほか、ユタ州やコロラド州のシェルターを提供する業者も、売上を伸ばしています。シェルターには、水、食料、燃料がストックされていて、空気は清浄化されています。放射線や強力な細菌などが広がったときや津波などの災害時に、1年から最大5年住むことが可能です。

いずれも、シェルターがある正確な場所は公開されていません。

冷戦時代は世界中で核シェルターが作られました。冷戦終結から20年たった今、シェルター人気が復活したのは、2012年の地球滅亡説が騒がれたり自然災害が世界あちこちで増えているためだそうです。日本と同様にカリフォルニアは地震が多いのですが、大地震の際に、地下にあるシェルターは大丈夫なんでしょうか。

[July 29, 2010] No 010215

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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