2分でわかるアメリカ

2014/08/28渇水で海抜上がる、「水警察」が出現

日本列島では、異例の大雨で各地に多くの被害がでました。韓国でも洪水が深刻化しているとCNNが報じています。被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

対照的に、日本列島とほぼ同じ面積のアメリカのカリフォルニア州では、雨が降らない日が続いています。どれくらい降らないかというと、去年末から雨らしい雨が降ったのは1、2度。ロサンゼルスでは、8月はじめに一度小雨が降りましたが、短時間でやみました。それ以来、降っていません。

渇水の深刻度が増し、水の無駄遣いをしていた人に500ドル(約5万円)の罰金を科す州の新ルールが出来ました。ロサンゼルスの水道局は、水の無駄遣いを調べる専門家を雇いました。「水の警察官」と呼んでいいと思います。これまでに1400の無駄遣いが報告され、「無駄遣いを続ければ500ドルの罰金」と書かれた863の警告書が発行されました。

CNBCによりますと、庭の芝生に水をまくことも制限されているため、人工芝を扱う業者が大繁盛しています。安くないのですが、地元の自治体からの補助金もあり、一般的な住宅では8年で元がとれるそうです。州政府は、こうした動きに反対していますが、水不足が深刻で代替案がみつけられないでいます。

ところで、サイエンス誌の最新の調査によりますと、渇水によりカリフォルニアを含めた西部地区の土地の高度が平均で4ミリ高くなりました。山間部では15ミリも高くなった地域があります。温暖化により海抜が下がる、あるいは大規模な地震で土地が何センチか移動したことは聞いたことがありますが、渇水で海抜が高くなるという話は聞いたことがありません。アメリカ西部全体を4センチ覆う水が不足しているとのデータもあります。ピンときませんが、深刻であることはよくわかります。

ロサンゼルスの今後10日間の天気予報は、晴れもしくはときどき曇り。降水確率はゼロです。個人的には洗車を控えています。
 
 
[August 27, 2014]  No 0105605

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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