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2014/08/21先端行くCEOは氷水かぶる

2012年にノーベル賞を受賞した京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授が氷水を頭からかぶっている動画が今週、公開されました。筋萎縮性側策硬化症(ALS)の認知度を高めるためのチャリティー・キャンペーン「アイス・バケツ・チャレンジ(Ice Bucket Challenge)の一環です。ソーシャル・メディアで知人から指名された人は、24時間以内に氷水を頭からかぶるか、ALS協会に寄付するというものです。いま世界の著名人の間で急激に広がるトレンドになっています。

レディー・ガガ、ブリトニー・スピアーズ、ジャスティン・ティンバーレイクといった大物シンガー、サッカーのロナウドやネイマールといったスーパースターらが活動に賛同、氷水をかぶっています。セレブの間で広がった過去の活動と少し違うのは、著名企業のCEOやテクノロジー会社の創業者らが積極的に参加していることです。

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツが氷水をかぶり、その映像を自らが撮影しました。アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスCEOは、スパイ容疑がかけられモスクワに滞在しているエドワード・スノーデン氏や北朝鮮の金正恩第一書記を指名しようかと冗談を言いながら氷水が入ったバケツを頭からかぶりました。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO、アップルのティム・クックCEO、ネットフリックスのリード・ヘイスティングスCEOらも挑戦しました。

The Washington Postは、伝統的な企業ではなく、テクノロジーやソーシャル・メディア関連企業のCEOの賛同者が多いと指摘、誰より早く世の中のトレンドに乗る姿勢を示したいからではないかとする専門家のコメントを紹介しました。

バケツの氷水をかぶって寄付をしない著名人が多いのではないかと当然思いますが、著名人の動画は宣伝効果がきき、過去2週間ほどで1600万ドル(約16億円)もの寄付が集まりました。

アイス・バケツ・チャレンジで指名されることが「先端を行っている」とのステータスになりつつあります。日本では、ソフトバンクの孫正義氏にもキャンペーンが届いたようです。今度はあなたが指名されるかもしれません。どうしますか。
 
 
 [August 20, 2014]  No 0105600

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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