2分でわかるアメリカ

2010/03/10バブルと株と景気




きのうは、ロシアで最も大事な日でした。国際婦人デーが発展して、3月8日は女性を大切にする日になったのです。朝起きるとロシア人の妻から、「きょうは何の日か知っているよね」と念を押され、夕方花束を買いました。

それでは、きょう3月9日は何の日でしょう。調べてみると、第二次世界大戦の末期の1945年に、アメリカがB29による日本への爆撃を始めた日でした。また、51年前にバービー人形がデビューした日、さらに歌手のジェフリー・オズボーンの62回目の誕生日でもありました。



マーケット関係者にとっては、3月9日は特別な日です。ちょうど10年前、ドットコムバブルがピークをつけた日だからです。さらに1年前は、「いまの株式相場のボトムつまり株の上げ相場の最安値を記録した日なのです。主要な企業30社の株価から構成されるダウは、去年の3月9日からきのうまでに61%上昇しました。

株式相場は、先行性があり、半年から1年先の実体経済を反映するとされています。今年11月には中間選挙があり、選挙の年は、強引にでも景気をよくすることが多いため、いまの株式相場の上昇についても「そうなのかなあ」とも思います。

しかし、‘女性を大切にする日’を記念して、ビバリーヒルズのレストランに友だちと出かけた妻は「ガラガラだったと言っていましたし、週末に行ったヘアサロンでは「売り上げが半分以下になった」と嘆いていました。さらに周りには、職を探している人があふれ、オフィスは空きが目立ちます。

株の上昇、実感が全くない景気回復、10年前のバブルのピーク。いろいろ考えさせる一日でした。

[March 9, 2010] No 01007

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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