2分でわかるアメリカ

2014/06/26大修正されたウォール街のW杯予想

サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で24日、日本代表がコロンビア代表に1対4で完敗。グループリーグ最下位が確定、敗退が決まりました。日本人として残念な結果ですが、サプライズではありません。ウォール街では、日本が優勝する確率をゼロとし、1次リーグ敗退を予想していました。 http://bit.ly/1pgqI6S  

1960年からの全ての国際試合の膨大なデータ分析によるゴールマンサックスの予想は、日本の敗退は当たりましたが、全体では大きく外れています。23日までの36試合に関し予想が当たった確率は36.11%でした。 強豪とされたイングランドが敗退するなど想定外のことがありましたが、それにしても低すぎる確率。企業業績予想や経済指標の予想が3割程度しか当たらないと、アナリストやエコノミストは間違いなく首になるでしょう。

予想外の途中経過を受け、ゴールドマンサックスは予想を全面的に見直しました。優勝予想は従来通りブラジル代表に据え置きましたが、決勝の相手をアルゼンチン代表ではなくオランダに変更しました。準決勝は、ブラジル2対ドイツ1、オランダ2対アルゼンチン1とし、決勝はブラジルが2対1でオランダに勝利するとの予想です。全体の約半分を見直すという大幅な修正です。

ゴールマンサックスだけではありません。The Wall Street Journalによりますと、INGのエコノミストは、前回優勝のスペインがブラジル大会でも優勝すると予想していたそうです。スペインは最初の2試合で破れ、まさかの敗退。オランダには1対5で大敗しました。INGのエコノミストの唖然とした顔が目に浮かびます。

ウォール街のワールドカップに関する予想は過去にもはずれています。予想のプロでもわからない、ウォール街も万能ではないということだと思います。サッカーのワールドカップの予想はそれほど難しい。ということは、侍ジャパンが大活躍すると煽った日本のスポーツ紙も完全に間違ってはいなかったと言えるのではないでしょうか。
 
 
 [June 25, 2014]  No 0105561

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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