2分でわかるアメリカ

2014/06/12こんなに違う日本とアメリカ

きのう、娘のミドルスクールの卒業式に行ってきました。日本と異なり、カリフォルニア州では、小学校が5年、中学に相当するミドルスクールが3年、高校が4年あります。高校までが義務教育で、これも日本とは違います。

アメリカの卒業式は、形式的な日本の卒業式と違い、卒業生の旅立ちを祝う壮行会のような感じです。先週末に卒業ダンスパーティがあったので、パーティではないのですが、先生も生徒も父兄もリラックスしています。

パーティドレスやスーツからカジュアルまで服装はバラバラ。送辞はなく、卒業生の代表が短いスピーチをしたのですが、自分の本当の気持ちをアドリブで表現してジンときます。校長先生のスピーチはユーモアたっぷりで面白い。最後は、ナッシュビルで歌手デビューを目指す卒業生の1人が熱唱。さすがにうまい。アメリカの卒業式は思い出に残るイベントだとあらためて思いました。

卒業式があったきのう、カリフォルニアでは、アメリカを象徴するような裁判所の判断が示されました。公立高校の先生は、一旦職に就くと、終身雇用に近い形で働けるのですが、裁判所はこれが憲法違反との判断を下しました。これにより、「悪い先生」は解雇される可能性が強まりました。歴史的な判決が、卒業式シーズンに出されたこともあり、全米で大きな反響を呼びました。

終身雇用の日本では、考えられない裁判所の判断ですが、生徒が平等に質の良い教育を受ける権利があることが判決の背景だと思います。

もう一つ。カリフォルニアの北に位置するオレゴン州の高校できのう、発砲事件があり、生徒1人が死亡、教師1人が負傷しました。5日前には、ワシントン州シアトルの大学で銃撃事件があったばかりです。ある意味、歓迎できない「負のアメリカらしさ」です。


 
[June 11, 2014]  No 0105551

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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