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2014/06/07「お金持ちの掟37」ミリオネアも投資で失敗した

CNBCでお金持ちを専門に取材しているロバート・フランク氏が、国際的に展開している独立系金融コンサルティング会社deVereの興味深い調査を紹介しました。「世界のミリオネアの投資の失敗 トップ5」です。

150万ドル(約1億5000万円)を超す個人資産を持つ世界の880人を対象にしたアンケートの結果をまとめたものです。アメリカ人が100人以上入っているそうです。いずれの失敗からも、投資の教訓がみえてきます。

調査で最も多かったのが「分散投資の失敗」です。23%のミリオネアが答えました。投資を分散しなかったため、大きな損出を出したということです。リスクを分散、ポートフォリオを賢く構成しないといけないという教訓です。

次は「計画なき投資]で22%でした。投資する前にしっかりと計画をたてることの重要性を示唆しています。さらに20%のミリオネアは過去の投資の最大の失敗として「感情的な投資」と答えています。相場が予想に反して動いた場合などに焦って売買して損出を膨らませた、という話は良く聞きます。冷静になれということだと思います。

4位は「ポートフォリオを定期的に確認しなかった」です。16%の人がそう回答しました。投資のパフォーマンスをときどき確認することが大事だということでしょうか。最後5番目は「投資リターンの歴史にフォーカスしすぎた」です。過去に大きく儲けた成功体験に固執せず、コツコツと儲けた方が良いという教訓です。

トップ5に入りませんでしたが、「我慢できなかった」「高値で買ってしまった」という答えも少なくなかったようです。ロバート・フランク氏は、「しっかりと計画をたてないことは、投資ではなくギャンブルだ」とコメントしています。

ミリオネアは「成功者」といえますが、投資の失敗をみる限り、普通の人と変わらないことがわかります。ミリオネアは、「失敗に懲りず、それを教訓に賢く投資して資産を築いた」のかもしれません。
 

 [June 06, 2014] No 0105548

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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