2分でわかるアメリカ

2014/05/17「お金持ちの掟34」富豪が最も多い都市はどこ?

イギリスのThe Sunday Timesがまとめた「リッチ・リスト2014」によりますと、個人資産が10億ポンドを超える富豪が最も多く暮らす都市はロンドンでした。72人のビリオネアーが住んでいます。2位はモスクワで48人、3位はニューヨークの43人でした。サンフランシスコ、ロサンゼルス、そして香港が続きます。

10億は英語でBillion(ビリオン)。10億ポンドを持つ個人はビリオネアーと呼ばれます。リストはポンドベースのビリオネアー。一般的には10億ドル持っていればビリオネアーと呼ばれます。日本円に換算するとポンドベースのビリオネアーは約1700億円を超える資産を持つ個人、ドルベースだと約1000億円超のお金持ちということになります。大きな違いです。当たり前ですが、ドルベースで計算するとビリオネアーの数が大幅に増えることになります。

いずれにせよ、ロンドンがビリオネアーの多く住む都市であることは間違いないのですが、リストの72人のうち、イギリス人は3分の1しかいませんでした。インド人とロシア人がロンドン・リストに多くのりました。リストの1位と2位は、インド人の兄弟。イギリス人のトップはロンドン・リスト10位のウエスト・ミンスター公爵、ロンドン中心に広大な不動産を持ち、推定資産額は85億ポンド(約1兆4450億円)でした。

ロンドンの街を歩くと、物価が異常に高いこと、そして、イギリス人が想像以上に質素であると感じます。去年末にロンドンを短期訪れた妻は、「ロシア人が大勢いた」と語っていました。アメリカの都市と同様に、ロンドンでも格差が広がっているのかもしれません。同時に、ニューヨークやロサンゼルスのように、世界中のお金持ちが集まる都市になっていると思います。

東京にもビリオネアーが少なくありません。ビリオネアーといわないまでも、お金持ちが多く暮らしています。しかし、ほとんどが日本人。世界のお金持ちにとって、東京は暮らしにくいのかもしれません。
 

 [May 16, 2014] No 0105534

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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